マイドーム大阪 第1・第2会議室

2018年9月10日(月)10:30-16:00 (10:00 受付)
参加費:¥1,000(資料代として)

〒540-0029 大阪府大阪市中央区本町橋2-5 (MAP)
大阪メトロ 堺筋線「堺筋本町駅」12番・17番出口より徒歩6分
大阪メトロ 中央線「堺筋本町」駅の1 番出口より徒歩6分

日本財団 大会議室AB

2018年9月13日(木)10:30-16:00 (10:00 受付)
参加費:¥1,000(資料代として)

〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル (MAP)
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」3番・11番出口より徒歩5分
東京メトロ 南北線・銀座線「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分
東京メトロ 丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口より徒歩5分

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プログラム

大阪・東京共通

※講演者や講演内容等は予告無く変更となる場合がございます。予めご了承ください。

開会宣言、ご挨拶
10:30〜10:45
開会宣言・来賓挨拶
海外シンポジスト発表①
10:45〜11:30
【東京・大阪】

ケンタッキー州の里親ケア - サービス提供者の視点

ケイシー・スイート ユースピリタス トレーニング&プロフェッショナル・ディベロップメント ディレクター
全ての子どもには家族、そして家と呼べる安全な場所が必要です。子どもの養育には家庭的な環境が最も適していて、コミュニティに属することで里親制度の子どもや家族の成功率が上がるという研究結果が出ています。つまり、発達に必要な絆を維持することによって、子どもや家族はより良い結果を得られるのです。さらに、施設などの代替養育に比べて大幅な費用削減が可能です。子どもたちのニーズに合った最善の措置の実現に向けて、ケンタッキー州はここ数年間で大きな進歩を遂げてきました。家庭的な養育環境への措置、サービスオプションや里親の増加、支援やサービスへのアクセスを改善するために政策を変えてきました。大きく発展したケンタッキー州ですが、子どもの安全、パーマネンシー、そして健康と幸福の実現には、まだ乗り越えなければいけない課題があります。

【プロフィール】危険な状況にいる子どもや家族に対して支援を提供する最も総合的なケンタッキー州最大の施設ユースピリタスのトレーニング&プロフェッショナル・ディベロップメント・ディレクターを務める。ケンタッキー州の危機な状況にいる子どもや家族への支援に20年近く携わり、虐待、ネグレクト、精神疾患、トラウマなどがこういった家庭にもたらす影響を最前線で見てきた。子どもや家族に最善のケアを提供するためには変化が重要であることを重々理解している。個人的にも、ケンタッキー州が集合的な支援方法から家庭ベースの支援に移行する難しさを経験し、この変化に対応するためにユースピリタスを支えてきた。Non-Violent Crisis Intervention、Safe Crisis Management、the Boys Town Psychoeducational Model、Common Sense Parenting、および Trauma-Informed Careにてトレーナー資格を取得。インディアナ大学サウスイースト校心理学部学士。インディアナウェズリアン大学MBA。
海外シンポジスト発表②
11:45〜12:30
【東京・大阪】

ボーイズタウン里親サービスの概要

ステフ・ジャンセン ボーイズタウン コミュニティ・コントラクト ディレクター
ボーイズタウンの里親サービスは、1989年に開始しました。当初は行動やメンタルヘルスに重度な問題を持つ子どもを対象としていましたが、現在では幅広い発達や行動の問題を抱える乳児から青少年までを支援しています。ボーイズタウンの里親サービスモデルは20年間以上効果を上げています。高いサービスを維持するため、ボーイズタウンはケアの方法や里親家庭が抱える問題に関する研究を日々重ねて、それらの結果をプログラムに反映させてきました。

【プロフィール】ボーイズタウンに2003年に入社後、ナショナル・リソースとトレーニング・センター部門に携わる。1995年から中学校教師、リーディング・スペシャリスト、スクール・コンサルタントとして教育の分野でも活躍していた。ボーイズタウンでの14年間、国内外の外部トレーニング契約を担当。精神病院から学校やペアレンティングプログラムまで幅広い団体と連携をとってきた。現在は教育の分野や培ってきた経験を活かして世界中で活躍している。行動や社会スキルに関する本を4冊の著作。
国内シンポジスト発表①
13:40〜14:10
【大阪】

施設におけるCSPの取り組みと、里親支援に向けての今後の展望について

伊東 二三男 社会福祉法人カリタスの園 児童養護施設竹の寮 総主任
平成27年5月に施設において本格的に取り組んだCSPも3年が経過し、子ども、職員共に落ち着いた生活を送ることができています。今回のシンポジウムにおいては、なぜ竹の寮がCSPを取り入れることになったのか、また、CSPを施設で実践するためにどのような取組みを行い、その取り組みが子ども、職員にどのような変化が見られたのかについての報告をするとともに、施設が落ち着いてきた中で、これまで取り組んできた里親さんに対するCSPの連続講座や、子ども委託前のマッチング時における里親専門相談員を中心に行った支援、今後の里親支援に向けての展望についての内容で発表を行います。
【プロフィール】竹の寮入職(昭和61年2月)~現在に至る 勤続年数 32年

【東京】

「グループホームを支える仕組み」

菊池愛 社会福祉法人麦の子会 ジャンプレッツ サービス管理責任者
尾崎尚美 社会福祉法人麦の子会 ホワイトハウス 世話人
グループホームでのKさんの支援を通して、グループホームを支える仕組みについて発表する。Kさんは3歳の時に自閉症と診断される。養育環境もネグレクトなどが疑われた。むぎのこで療育を受け、16歳からグループホームで生活し現在は22歳。日中はむぎのこ会のジャンプレッツアクティビティセンターに通所している。3年ほど前から、他害や、自傷行為等が毎日見られるようになった。今回はグループホームとジャンプレッツアクティビティセンターだけではなく、トレーニングセンターやサポートセンター、コンサルテーションからボーイズタウンの教育法を通したサポートを受ける事で、グループホームを支える仕組みを構築し、どのようにKさんが適応行動を身に付けていったかを発表する。
【プロフィール】菊池愛 保育士資格を取得後、平成21年に社会福祉法人麦の子会に入社。生活支援員として業務に従事し、現在はCSP上級トレーナーの資格を取得し、マネージャーとしてジャンプレッツやグループホームのSVを行なっている。
【プロフィール】尾崎尚美 発達障がいのある息子と一緒に、むぎのこに母子で通う。そこで母子共にたくさんの支援を受けることで、支えられる側から支える側としてむぎのこで働き始める。現在はCSP管理者の資格を取得し、グループホームのスタッフとして障がいのある方々の地域での暮らしを支え、他のスタッフの支援も行っている。
国内シンポジスト発表②
14:10〜14:40
【東京・大阪】

里親を育て里子を守る力

松山泰雄 「やっくんと子育て楽しもう会」代表、養育里親、天理教基充分教会 代表役員(会長)
児童福祉法の改正を受け、2017年8月に厚生労働省が発表した「新しい社会的養育ビジョン」では、里親委託率について高い数値目標が盛り込まれており、そのためには約1万数千人の子どもを新たに里親に委託する必要があると試算されています。これを受けて、各都道府県はその推進計画を策定し、その実施に向けて様々な動きが始まっています。特に喫緊の課題とされるのが里親の新規開拓。当然ながら受け皿なくして委託率は上がりません。しかし、実際の委託の現場では、里親がいるのに委託が進まない、委託しても不調が多い、そんな側面があります。そこには、里親の養育スキルと支援体制の課題が見えてきます。里親が養育の専門性を高め、そのモチベーションを維持するには、支援する側に高いアセスメントとスーパーバイジングの力が求められます。この「里親を育て里子を守る力」について考えます。
【プロフィール】平成17年に里親登録し、養育里親として活動。平成29年12月に「やっくんと子育て楽しもう会」を開設。
ディスカッション・Q&A
14:50〜15:45
海外・国内シンポジストによるディスカッション・Q&A
閉会の挨拶
15:55〜16:00
久山康彦リチャード博士 US-JAPAN ADVANCED SKILL TRAINING CENTER代表理事